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エンジン冷却水の水量はリザーブタンクで確認してませんか?

  • kenzii
  • 2019年10月14日
  • 読了時間: 2分

車検時や安全点検時などに冷却水の点検を行うときに、リザーブタンクで確認していませんか? 今回はそれについて解説します。

「ラジエーターの水量が減るとこのタンク」から補充されるのだから、リザーブタンクを確認し入っていたから恐らく大丈夫だろうと」思っていませんか?それは大きな間違いですよ。原理を考えればわかることですが・・・。

まずラジエーターキャップてどんな働きをしていますか?一番にはラジエター内の冷却水の圧力を調整していることはよく知られています、つまり冷却水温度が上がり膨張した水圧を一定圧以上を逃がして一定圧に保つのと共に大気圧以上に圧をかけて100度以上でも沸騰しないようにしているのが一つの作用です。

次に温度が下がり圧が下がった時今度は水量が減りますから大気圧以下に なるので今度は負圧を利用してリザーブタンクから水を吸い上げます。

 良く出来ていますが、ラジエーターやホースに穴などが開くと負圧になるべき時に空気が入り負圧にならなくなります、したがいリザーブタンクより吸わなくなるのでリザーブタンクには水量があるのにラジエーターの中は水が無いとなります。

つまり故障している車は、リザーブタンクは水量がありラジエーターには無いということになります。

以上のことでリザーブタンクの水がある→ラジエーターに水が入っているは間違いで、リザーブタンクに水がある→ラジエターの中は水が無いかもしれないが正解です。

これからはリザーブタンクの水量を見ただけの点検は注意しよう。

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