ブレーキのライニングの向きについて
- kenzii
- 2019年7月31日
- 読了時間: 2分

ライニングにも向きがある
前回ディスクパットの向きでしたが、まだ完成検査時の点検で向きが逆なのが見られます、ほとんどの場合逆でも差し支えない場合が多いのですが基本が分かった上で作業してください。
今回はライニングの向きについてです。
デイスクパットと同じくライニングの交換するのに取り外したけど向きがわからなくなってしまったと言うことがあるかもしれませんライニングの取付け方向にも原則としてディスクパットと同じく方向があります。
1、まず、シュー(土台の鉄の部分)にライニングが貼り付けてありますが、シューの形状を穴や突起が同じか確認してください。
2、形状が違うなら元の状態で組み立てしてください。
3、同じ形状ならライニングの貼り付けていない余白部分を見てください、余白部分の長さが同じなら前後はありません、違うのなら図の通り組み立て下い。
なぜ長さが違うのかと言うと
ドラムブレーキにはブレーキ自体に倍力効果があり、その効果を余白の長さである程度コントロールしているからです。
ちなみに写真のブレーキはレーディングトレーディング方式で前側は前進で後ろ側が後進時の制動を担当しています、
構造上前進側のライニングがよく減ります、主に乗用車や軽自動車の後輪に使われていますよ、機会があればまた見といてください。
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