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CANバスについて

  • kenzii
  • 2019年7月26日
  • 読了時間: 2分

CANバスCANバスって言うけどCANバスって何ですか?

まずCANとはController AreaNetworkの略称です。1989年にボッシュ社により開発され、ISOで国際的に標準化されたシリアル通信プロトコル(「通信規約」「通信手順」)です。

複雑化したセンサーやECUの配線を簡略化また高速化するためにできました、ボッシュが開発しBMWが最初に取り入れたとされています

初期のBMWでは、CANにすることにより配線が少なくなり車重が50キログラムも軽くなったそうです。

CANの主な特徴は、以下の通りです①低コスト・シンプル(省配線->重量・コスト軽減)シリアルバスなので配線を少なくできます。②センサーを共有できます。③信頼性の高い伝送簡単な配線、高度な機能④リアルタイム能力データレート最大1[Mbps](40mまで)⑤長距離転送最大1[km](50kbps)⑥簡単な利用方法

自動車におけるCANの利用分野は、エンジンタイミング制御ト、ランスミッション制御、シャーシ制御、ブレーキ制御、ボディー電装、ライト、エアコン、集中ドアロック、シート調整、ミラー調整、等

では実際の使用例をメーターを例に説明します。

車の運転席に座ると,実にさまざまな情報が視界に入ってきます。車の速度がわかるスピードメータ,エンジンの回転数がわかるタコメータ,燃料があとどのくらいあるかを示すフェールゲージ,水温計,警告表示灯など,その多くがインストルメントパネル(インパネ)に集中しています。📷これらの情報を集約して制御しているインパネ制御はどのように行われているのでしょうか。車の中にはECU(electronic control unit)と呼ぶ電子制御装置があちこちに搭載されています。エンジン制御用やヘッドライト制御用,ドア制御用などの各ECUと,インパネ制御用のECUが連動することにより,それらの情報が一目でわかるようにインパネに表示されます。

 エンジン制御ECUより得た情報を基にスピードメータやタコメータを動作させ,エンジンの冷却水の温度に異常があれば警告灯を点灯させます。燃料制御ECUより得た情報はフェールゲージを動作させます。ドア制御ECUからの情報では,ドアが開いている場合には警告灯を点灯,最近多く見られるスライドドアでは異物が挟まった場合,警告灯の点灯とともに警告音も鳴動させたりします。

📷このようにインパネの情報を表示するために,多くのECUとの連動が必要となり,ECU同士を接続するワイヤの本数は増加していきます。その解決のためにネットワークが用いられます。このインパネではエンジンなどの制御系の装置と繋げるために,CAN(が使われます。

これは一例ですがエンジンコントロールなど上記に書いた部分などたくさんの部分に使われています。

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