今回はファンベルトについてです。
- kenzii
- 2019年9月13日
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ファンベルト(補機用ベルト)には知っての通りVベルトとVリブドベルトがあり、それぞれにベルトの形状や長さの規定が設けられておりメーカー間で互換性が持たされています、またこれはベルトがかかるプーリーにもいえることです。
まず現在主流のVリブドベルトは平ベルトにV型の溝を3~7つ入れて駆動力の伝達性を上げたもので平べったく薄いのでプーリーを駆動するときの屈曲性がよく、発熱も少ないので長寿命になります。サイズの表示はリブ数、形状、長さ(mm)の順で表示されることが多いです。
乗用車では採用が少なくなってきているVベルトですが、歴史が長いこともあるのか、多く次にの形状が存在していて、サイズ表示はやや複雑。多くはベルト形状と長さ(インチやミリ)で表示しているが、海外仕様では幅×長さになっていることもあります。
ベルトサイズの読み方とブーリー形状の規格
Vベルトは、サイズ表記のパターンが複数あるのでちょっとややこしい。代表的なのがREMF8580と表記した時、アルファベットは種類、千番台はベルトの形、以下3桁でベルトの基準長をインチ表示しています。580は58インチで455なら45.5インチです。他の表示形式では9.5×825と書いてあれば9.5はベルト幅(ミリ表示)825はベルトの長さ(ミリ表示)を表示しています。
Vリブドベルトに関してはVベルトと比べると基本となるベルト形状が決まっているので随分シンプルです。表示は左から、リブ数、ベルト形状(PKだけ)、長さ(mm)の順で表示されます。かりに9PK2105とあれば、9溝の有効周長2.105mと言うことになります。
尚、有効周長はカットした単にベルトの長さではなく2つのプーリーを使った測定装置があり、テンションをかけた状態で、プーリーの軸間距離やプーリー有効周長を元にした計算式から算出するそうです、また記号の最後にEやMと表示がある場合はゴムの種類により微妙に長さが変わってくるそうです。
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